人類は今こそ反省と悔い改めの時刻
 この世は原因と結果、作用と反作用の物理的現象から成り立ち、地球人が創造されて以来今日まで、してきたこと考えてきたことの全ては結果として現れ、その結果は今という現実の中に集約されて表れているし、その延長線上に人類の未来がある。
だから人類が未来を変えるには、過去を反省し悔い改めるべきだ。

 今まで人類が考えてきたこと行ってきたこと全てが破綻し、人類がこれからどう進むべきかも解らなくなった混沌の時代こそチャンスで、これを切り抜けるには彼我損得にゆれる小知ではなく、人類の未来百年の大計を見据えた真の智慧を必要とする。
この経済危機を乗り切るのは簡単である。膨大な軍事費を一年止めて民需にまわせば簡単に乗り切れる。

 それよりも同じ血肉と祖先をもつ人類が、地球最高の頭脳をもつ人類が、過去の怨憎や欲得のために殺しあうしか解決の方法がないのか?本当に問いたい。

 人間の知恵は神に及ばず、その文明の恩恵の裏側に相対して必ず禍がある。だから文明が発達すればするほど禍も増え、その禍が地球を汚染しオゾン層を破壊して、地球に有害な放射能が侵入して皮膚癌が増え、地球温暖化が気象異変を招いて様々な不都合をまき散らす。
 快適さと便利さをもたらした科学が原爆をはじめ水爆、スーパーコバルト爆弾といった人類大量虐殺兵器を人類自身の手で世にもたらせた。

しかも東洋の深い精神世界は物質至上主義と覇権主義に押しやられ、もはや地球の害虫は人類でしかない。

 人類は皆兄弟の証しはどこにある
 第二次世界大戦の真っただ中、私は大阪の中部第22部隊に軍属として所属していたが、終戦間近にはB・29の度重なる空襲をうけた。折悪く召集兵を衛門まで見送りに来た女性が、爆撃の破片をうけて左半分を吹き飛ばされて虫の息の状態だった。
 日本を空爆したB・29爆撃機は2機撃ち落とされて1機は盾津の飛行場周辺に、1機は靭公園付近に墜落した。
 私は憲兵隊の指示で盾津に落ちたB・29の乗務員の遺体を引き取りに、三輪貨物車に憲兵三人を乗せて現場に行き、遺体を車に乗せて憲兵隊本部でおろした。

 しかし、そのことで何をいいたいのか ?
 召集兵を見送りに来て、爆撃の被害をうけた女性の肉体の肉の色は鶏肉のようにサクラ色で、脂肪の色は黄色だったのに反し、B・29の乗務員の肉の色は牛肉のように暗赤色で、脂肪は白色だった。
ここでいいたいことは、現代の女性は白人のように背が高く肌の色も欧米人のように白いのは何故だろうか ?

 その訳は、どうやら食生活に原因がある。
 現代の若者達は、魚や鶏より牛肉を好み食の習慣が欧米人に近づいた関係上、肉体の肉の色も牛肉のように暗赤色で脂肪も白く、欧米人の肉体に酷似し変化した何よりの証拠なのだ。

 これは人類の祖はアフリカのサバンナから発生し、そこから永い年月をかけて世界中に散らばったが、その地の気候風土と食習慣で様々な肌の色、肉体の身長に分かれたにすぎなくて、元を正せば人類は皆兄弟であり姉妹なのだということを知ってほしい。

 私は今、日本人の男性に生まれているが、次にはどこに生まれ変わるかは神のみぞ知る。

 今ある人はパレスチナ人に生まれてユダヤ人と凄まじい対立と闘争を繰り返しているが、次の世ではユダヤ人として生まれ変わるかも知れない。

 私の恩師高橋信次先生は転生輪廻を説かれて、この世は万生魂の修行所として生きとし生きるものは無限の転生を繰り返す。といわれた。

 修行の場は日本ばかりでなく、地球的規模で世界のどこかに生まれ変わり、その時の寿命も様々であると説かれた。

 だからこそ人間同士はいかなる時も国の違い、人種の違い、宗教の違い、思想の違いで相争ってはならないし、その戦争で殺した相手は過去世の肉親かも知れないのだ。

 志や視野を一つにする友に出会えた喜び
 仏法の反省内観と禅定と瞑想の繰り返しの中で、私は一つの決論をもった。
 今は対立の様相を見せる科学と宗教は究極には合一して、人類は真の宗教を獲得する。と私は常に預言したが、今アメリカに在留するヨガの先生も、「科学と宗教は合一する」と予言されていて、我が意を得たりと満足し喜んでいる。
 その先生の薫陶を受けたお弟子さんが、小田原の町でヨガ断食道場をなさっておられるが、なかなか採算に乗らず自給自足することでやっておられるとお聞きし、私ども同様に本物には中々光が当たらないが、その輝きこそダイヤの輝きだと清貧に甘んじている。

 われわれ人類の科学はどこまで発達しているのだろう
 宇宙的な視野からみて、人類の科学は3 %程度だと推測するが、科学はその驚異的な総合力を駆使して瞬く間に生命創造の分野を除いて覆い尽くすだろう。

 今まで神を継ぐ者として傍若無人に君臨してきた人類も、所詮は創造主の被造物にすぎないと悟り、獣から引き継いだ肉体の性は自然界の掟どおり弱肉強食の域を出ず、地上に敵なき人は人によって相互淘汰され、また内なるもの(ウイルス)によって滅ぼされる運命を担う。を知るだろう。

 その証拠に、解読不可能とされてきた正に天文学的数字の羅列からなるヒトゲノムの暗号も、コンピュータによって可能になったし、現在は世界の一ヵ所に巨大コンピュータを完備し、われわれは端末機だけで膨大なデータを自由自在に引き出せる時代がきているのだ。

 


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