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この「人類の希望」は、瀬川宗一先生の教えを受けた者として、師を側面より紹介させていただこうという思いから立ち上げたものです。

恩師・瀬川先生のホームページ「HUMAN・HOPE 21 人類よ何処(どこ)へ行く」は2000年より人類の未来を憂いて書きはじめられ、10年間発信し続けられたもので、人類への遺言だと思います。

今から2600年前、仏法を説かれたお釈迦さまは、菩提樹のもとで、「これありて、これあり」と悟られました。
つまり原因と結果、作用と反作用という因縁果報の法則を悟られ、皆に説かれました。
それは自らの運命も病も、直接的にまた間接的にあれ、自分の心が作り出した結果である、と教えられたのです。そして、「この世の一切は、苦である」といわれたのです。

仏法では "四苦八苦" という言葉があり、生老病死の四苦と、愛別離苦、怨憎会苦、求不得苦、五陰盛苦の四苦を合わせたものをいいます。
苦は心の重圧であります。しかし苦こそ、この世で人が魂の修行をするための宝のひとつではないだろうか。人生が苦しみ悲しみに満ちる時、人はその原因をさぐり反省し努力します。
お釈迦さまは慈悲を説かれました。 しかし、教えは仏法の慈悲に止まらず、その上に愛があります。
苦ととらえていたものを、ではどうしたらよいのでしょうか?
慈悲を超えた教えは阿弥陀の教えであり、衆苦(もろもろの苦)を諸楽(生きる張り合い)として受け止める生き方であります。それが阿弥陀の世界、極楽の住人の生き方であります。

愛と慈悲は相対ではなく上下であり、慈悲の上に愛の教えがあり、この宇宙すべてが神の愛の中にあると教えていただきました。



師は言われる。
善人なるがゆえに人間なるがゆえに絶望しなければならない人類のわだつみの声が聞こえる。国があるから、宗教があるから、思想があるから、その概念のすべてが時代遅れに来ている。そういうものから脱皮しないと人間の幸せは来ないだろう。
21世紀は仏教、キリスト教、イスラム教という一神教ではなく超宗教、超精神世界の時代になるだろう。科学が世界の共通語である。科学と宗教が一致し、科学がまもなくそれを証明する。
それは何か? それをある人はサムシング・グレートといい、ある人は神あるいは創造主という。万物の根源、生命の親、すべてを創造し生かし続ける偉大なエネルギーそのもの。慢心する人間が、科学によって創造主である神を発見し、私たちも被造物であるということを知る。

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