「愛

愛 それは喜びである

すべての生命の泉なるが故に

愛 それは美である

すべての完全を意味するが故に

愛 それは力である

すべての能力が存在するが故に

愛 それは光である

すべての希望が託されるが故に

愛 それは真理である

すべての法が行き着くところなるが故に

 どうだろうか?この二つの詩は、ともに崇高(すうこう)な親の愛に貫かれていないだろうか?そして最初の詩は、この世に生きる人間の人生や運命に秘められた目的と使命について、次の詩では宇宙を満々と満たす全ての生命の原動力、神の国のダムに蓄えられた、愛の泉について語られている。

 そして私達が神と仰ぐのは、人間をはじめ万生万物を産み出し、宇宙大自然を創造された唯一の神こそが神なのだ。

 だから神が全てのものの創造主である限り、一国、一国民のみを愛し、一人種一民族のみを愛して他を排す偏見の神などあろうはずがないのだ。

 科学は今や過去の宗教の陋習(ろうしゅう)を破り、真の神の実像を世にもたらし、旧来の神の概念と一線を画すため、サムシング・グレイトと名づけた。

 大空から大地を見下ろしても、そこに国境の線引きすらなく、渡り鳥も動物も、人間の作った国境を無視して自由に移動し、人間の偏狭をあざ笑う。

 また、宇宙の真理を教え示すはずの宇宙的視野を持つべき宗教が、自分の家族だけを愛して他を排する、人間的な偏見の塊の神を創りだし、互いにその対立で血を流し殺し合う、そんな万生万物の親なる神がどこにある。

 更にいう。平等の権利の裏に義務を保有し、自由競争をする自由主義の国である米国が、権利である自己主張のみに明け暮れて、世界一の訴訟立国の名をほしいままにし。

 人民が、平等の立場で共産するはずの共産主義も、やはり上部は権利と特権を保有して、良い家に住んで良い生活をし、力と権力にあぐらをかいて、共産の理想と現実の矛盾を露呈する。

 人間は過去の怨讐を今に引きずり、あるいは利害得失で心を鬼にし、その思いが内なるヘンリー[欲と思惑を一切の制約を受けずに行使したい、とする自己誘導係数]に加速されて、破滅に向かって暴走する人間なる動物の憐れなる宿命。

 人と人間の違いを知るや人よ。人とは神の子への名称であり、人間とは神の子なる人と動物の間に位置することを示す。

 しかして、人の子が神に向かえば親なる神となり、動物に向かえばあなたは悪魔と化し、結果としてあなた自身を襲い、あなた方は滅びの道をひた走る。そして人よ、あなた方は今どの道を進もうとするのか?


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