上記の詩(LEVEL2-1)は、仏法にも何の概念も持たなかった頃、ただ反省内観と禅に耽っていた頃、心の真中から飛び出した言(ことば)である。

 こうしたことを発表すれば、宗教の専門家や、また反対の科学者や天狗になったアマチュアたちが取り囲み「それは神から出た言葉と思うか?」 「お前は、自分は偉い。救世主だと思っているのだろう?」 「神などいないのにどうして神からの言と信じるのか?」と論戦が渦巻き耳を覆いたくなる。

 しかし、そうした人たちに云いたい。いかに科学を発達させたとしても、人類はこの広大無辺な大宇宙の一端すら明確にはしていない。しかも我々人類が科学力を総動員して法則や真実を発見したとしても、そんなものは宇宙創造時からのもので、我々はその模索の端についたに過ぎない。

 我々の科学は地球という引力や遠心力が支配する世界のことしか解明できないでいたし、科学でできた宇宙船の無重力の中での科学は端についたにすぎないのだし、宇宙については全く目かくし耳かくしの人類が、そんなことを議論する価もないことに気づくべきだ。

 今、科学や物理の最先端を行く科学者たちが、この素晴らしい宇宙の叡智に接するとき、そこに何者かの存在に気づかずにはいられない。と異口同音にいう。

 特に最近こうした超常現象に異論を唱える物理学者に云いたい。あなた方は物質の最小単位である素粒子が、対消滅、対発生する超常現象をどう説明されるのか?場の理論を逃げ場にせず、我々が納得するように物理的にはっきり説明してほしい。

 また時速100キロで走る電子が、物理の法則を無視して減速のカーブなしに時速20キロに落とせる理論についてご教授願いたい。

人間の生命がこの世かぎりで消滅するなら、E=MC2乗に表現されるエネルギー不滅の法則はどう説明されるのだろうか?

 もし素粒子も電子も最小単位なら、生命もあの宇宙創生時の超爆発ビックバンのエネルギーの純粋な最小単位であるとしたら、人の霊としての幽霊や素粒子が対消滅、対発生する謎が解き明かせないだろうか?
 云えることは、共にそうした部分は未知なる部分であり、未熟な人類が解き明かせる問題ではないと思う。

 私は論戦より内容であり、その内容が人生や運命の要点をつき、人の心に良き感銘を与えるなら、嘘も方便といわれるようにその方便を使える器を持ち、職や専門こそ違え人を指導する者の心であらねばならない。と私は思うのだ。

 


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