鉄またはクロームの磁性は丸く調和されるがゆえに[常磁性体]と呼び、鉄以外の金属の磁性の方向はバラバラに乱れているので[反磁性体]と呼ぶ。それらの金属に磁石を近づけると、[常磁性体]の磁性の方向は磁石の方向に一斉に向かうので[強磁性体]となって磁石にピタリと引っ付くが、[反磁性体]の方は何の変化も起きない。

 霊能者の異次元や霊とのコンタクトのメカニズムも全くこれと同じで、字をはめ代えてみると、霊能者の心は常に丸く調和されているのでこれを[常霊性体]と呼び、通常の人の心は欲や思惑や煩悩のゆえにバラバラで、これを[反霊性体]と呼ぶ。

 そこへ霊や神仏が近づくと霊能者の心は突如[強霊性体]となってコンタクトし、霊媒師や預言者となるのである。

 しかし磁石とピタリと引っ付いた鉄やクロームに熱を加えると、例えばクロームの場合は300度の熱を加えると、今まで[強磁性体]であった鉄やクロームは、突如[反磁性体]と化して磁石から離れ落下する。

 この事実は何を物語るか?霊媒師や神とのコンタクターも、熱つまり怒りという熱を持つと、心の調和が狂って異次元の波長が合わなくなり、ただの人に成り下がるということなのだ。

 


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