昔、イランにバーレビ国王がいたが、シーヤ派のホメイニ師に革命を起こされた時、その体制を破壊するためにイラクのフセイン大統領を援助してイランと戦わせた。
だから当時のイラクは充分にアメリカのために尽くし、これだけ尽くしたのだから小国クエートぐらいはもらえないだろうか?アメリカに打診したが答えがなく、黙認してくれたものと錯覚したイラクがクエートに攻め入った時に始まったのが第一次湾岸戦争なのだ。
だから、アラブは一つとアラブ諸国にフセインは呼びかけイスラエルにロケットを撃ち込み、当時アメリカから援助を受けた航空機をイランにプレゼントした。
このように、例え当時同盟国といえども、アメリカは決してその恩に報いることはなく、日本も独立国とは名目だけで人間は敗戦国の奴隷として、日本の領土はアメリカ戦略の基地として、思うままに引き回され利用されているに過ぎないのだ。
猪でも熊でも猟銃で射殺するが、アメリカが人間を殺すときは新型兵器のテストをするように皆殺しで、そればかりか劣化ウラン弾のようにその国の民がどれだけの放射能の後遺症に悩み苦しむのさえ意に介さないアメリカ人の考えは、その無慈悲さは一体どこから来ているのだろうか。
日本が敗戦後、戦争放棄第9条を守る日本を戦争に引き込もうとし、膨大なお金ばかりか戦争にも参加させようとするアメリカの戦略に、協力しようとする日本の総理に対しての天の警告ではあるまいか。