蒋介石氏は、第2次世界大戦終了時は当時の中華民国(今の中国) を実行支配していた総統だが、彼は偉人孫文氏の意志を継ぎ理由の如何を問わず、怨みをもって相手を処せば、やられた相手も時至れば同じ恨みを返そうとするだろうから、それでは相手とこちらの双方の因縁の葛藤は絶え間なく続き、100年の平和を築くことはできないと、日本に一番被害を受けた中華民国が侵略者の罪を問わずに日本兵を日本に送り返した。

 彼はその後中国赤軍に破れ、追われて正式には日本領土だった台湾に逃れ、その後約60年の歳月、蒋介石氏とその意志を継ぐ者によって平和が保たれて来た。

 どうだろうか?このような東洋的な温情をもって敗者に接すれば、今のような目には目を持って、歯には歯をもって徹底的に敗者を裁き、相互間に恩讐を募らせる殺伐たる世界に変貌しただろうか。

 さらに言おう。

 かつて日本の田中総理が中国と国交を結ぶために中国に赴いたが、領袖の中に登小平なる賢者がいて、領土問題を含む全ての難問題や懸案は、両国の平和を維持するために後世の人々に委ねて伏せておこうと提言した。その正しく最善の意見を、現代の中国の指導者がなぜ実行しないのだろう。

 


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