原始仏教の中に四諦八正道というものがあるが、この内容はこうだ。

(1) 正見  正しく見よ 正しい見解を持て

(2) 正思惟 正しく思え 両者の真中の中道を根本として正しく推理せよ

(3) 正語  正しく語れ 中道を根本として建前でなく本音で語れ

(4) 正仕  正しく感謝と報恩の心を込めて 奉仕の精神で暮らせ

(5) 正命  非道や悪道で身を滅ぼさず 人に感謝され喜ばれる命で生きよ

(6) 正精進 人生を常に正して後悔のない努力を積み重ね 晴々と生きよ

(7) 正念  そのためには生きる今の心を反省で正し 心青空のように生きよ

(8) 正定  そして その心が煩悩や欲望で揺れ動かぬ不動心を持って生きよ

 このように、彼我なる両者の真中に中道という線を引き、互いに共存共栄しようという東洋の智慧は、さらに人徳の教えである儒教の教えと相まって、印度や中国、朝鮮や日本に伝わり、行儀や道徳や義理人情の要となる。

 しかし、この美徳や美風は、今、自由主義に名を借りた自由奔放のアメリカの影響をうけて、人類は物質至上主義に走って跡形もない。

 その悪影響を最もうけたのがアメリカの傀儡と化した日本で、かつて同じ日本人を同胞と呼んだ面影もなく、あたかも開拓時代のアメリカ同然で、悪と人を殺す銃に代わって、財力と権力と悪知恵が横行して、日本は野生に還り、正に弱肉強食の無法地帯と化す。

 そればかりか、かつてアラブは一つと団結したアラブ人の心を分断させ、アフリカも人種や民族の違いで争い殺しあい、地上で敵なき人間は相互淘汰で滅ぶつもりか。

 


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