私が時空を超えて この世に来たのは
あなた方を 魂の故郷に導かんがためであり
世に肉もつが故に 生老病死の変化を見せ
生と死が交互に循環して 新陳代謝する
この世なるが故にこそ 学べる愛と慈悲
肉の老い果てるが故に 憐れみに包まれ
命の限界を知るがゆえに 命の尊さを知り
寂しさと 空しさのゆえに 互いに愛し合い
肉を交えて 与え合う平等愛を知り
肉を分かって 自己犠牲の親愛を知り
仏の慈しみを開眼させて 仏となり
与え育てる愛を知って 神となる
人よ あなたがあの世から持ち来たった
心の内なる蓮華の花は 咲いたか
愛を覚えて 内なる神が開眼したか
 合掌

苦しみと悲しみに満ち 寂しさ空しさ
極まりなき世に生きる人の世とは何か
然し聞け 喜びと楽しさに満ちた人生で
人よ 貴方は何を得 何を培う
自然と自然に囲まれ生きる生きもの達が
全て愛や慈悲を基調とした 浄化 [情化]と
進化 [神化]の法則に従うとしたら
その魂を鍛える為には 喜びや楽しさより
苦しみや悲しみや寂しさ空しさに満ちる
世を選ぶだろう
だから この世には極楽より地獄が存在し
光りより闇が多い世が実在するのだ
  合掌

どのお経を読んでも この世の人に大切で
死後の世界の教えにあらず
死後の教えにあらざるをもって
死後の世界の人に 生きる人の教えを説き
彼岸に導こうとする不思議を何と解さん
僧があの世の存在を知らず認めず
単に僧の生業(なりわい)としてお経をあげ
盲目の俗世の人に 先祖供養これと導かば
死者が 生きる世に迷い出てさすらうは
当然と知るべし
故に我 死者の世界と死する者の世と
生きる世界と生きる者の世の違いを教え
死者の冥(めい)に服する作法を教え導かん
  合掌


自分を信じることから 信念が生まれ 
無限の可能性を信じて 努力を惜しまず
初志貫徹の強靭な精神で 自分に打ち克ち
自分に打ち克つ強烈な頑張りで 他に打ち克ち
自分の辞書に不可能なしを確信する
この世に生まれた男の誉れは
実に この思いと考えの実践のゆえに
確信と自信に満ちた 勝利者となる
しかし如何に 自信と確信に満ちようとも
自分の思いや考えに 同調する友や人の
理解と協力なくば 果たすことは不可能で
汝の信念や自信や確信は 脆(もろ)くも崩れ
奈落の地獄を味わうと知れ
  合掌


思えば人生 後悔の繰り返しである
しかし 後悔すればこそ自らの人生を正し
間違い迷う事のない人生を暮らすが故に
後悔なき人生といえるのだろう
  合掌


自らの人生を振り返る時
それは失敗の繰り返しである
しかし その己を許し受け入れるなら
全ての人の罪を包み許して
受け入れる事ができる
  合掌


貴方の誕生日こそ 貴女の誕生日こそ
母受難の日
  合掌


貴方の人生こそ 貴女の人生こそ
母心配の日々なるを知るや知らずや
  合掌

生命がけの愛から生まれ
生命がけの愛に育った貴女
貴女はその愛を受けたればこそ
貴女は愛を義務ではなく感謝として
世に人に奉仕すべきである
  合掌

吾は何のために この世に来た
確かに今 吾は真理に目覚め
久しく人を真理に導き 余命はないが
岸に寄せ来る波のように 寄せては引き 寄せては返して
人よ 吾にに来たり 吾を去って どこへ行く
吾は瞑想し この疑問を神に投げかけ 神に響け 届けと問うが
空しく宇宙にこだまし やがて消え
吾が心に響かず届かず空しさに迷う
やがて仏の声あって吾に曰く
汝を知りたくば路傍(ろぼう)の地蔵を観よ
地蔵は路傍(ろぼう)に孤高と立ちて 庶民と相対してわだつみの声を聴き
常に一対一の深き縁(えに)しの人助けに 吾が身命を賭けて救いに専念する
汝こそ仏の中の仏なり
  合掌


信者の金を集めて建てた 目を奪う巨大な神殿や大伽藍
その奥殿に衣冠束帯(いかんそくたい)で納まって 高所から最大公約数で法を説き
自らの一念三千(いちねんさんぜん)の業(ごう)のままに罪を犯す 衆生の心が救えるか
迷える道を指し示し 人を彼岸に導きて 
仏の務め果たせるや
その尊さを知る者こそ
仏の中の仏なり
  合掌


清貧に心の豊かさを秘め
ただ与えることに 導くことに法悦し
常に我が命と引き換えに 庶民の命救えと 神に懇願し
庶民の苦しみ悲しみに耐えきれず 庶民の抜苦(ばっく)と平和を願ってやまず
低きにいて 神をあがめ祈る姿こそ
親が わが子に尽くし仕える姿なりと
子に住む家を与えて 吾が家を持たず
子に財を与えて 吾は貧しく
民の安きは 吾が安きと 
路傍に起つ地蔵こそ
不動の心もて民につかえ見守るこそ
わが地蔵の運命(さだめ)として 命(めい)に服さん。
  合掌


 地 蔵
嘆き悲しむ者には母が要(い)
迷い惑う者には父が要り
一人で寂しい者には友が要り
寒さに震える者には温かさが要り
力無く生きる者には励ましが要り
闇を歩く者には光が要り
病人には医者が要り
地獄だから仏が要る
だから その仏は波乱万丈の人生を生き
運命に打ち克って 全ての事を習得し
豊かな体験を救いの智慧に生かす
地蔵なる仏の光と力と導きを必要とす

平成14年4月12日 路傍の地蔵  瀬川 宗一

愛したから愛され
尽くしたから尽くされ
やったから報われるのではない
もし報いを求めるなら
貴方の愛や尽くしは本物ではない
どれだけ愛したか どれ程尽くしたか
その自己満足 自己納得を確信すれば
それをもって満足し 瞑(めい)すればよい
それが真実を貫く者の真の姿である

 路傍の地蔵  瀬川 宗一

 エデンの掟
自分が自分の素性を知らないために
地球には病気が繁殖していた
病気は 祖先である 彼らの
二人の人間の 伝説に拠(よ)っていて
その因縁のゆえに お前も彼らもやがて死ぬ
そして 人類が死に絶える時
エデンの予言の伝説も終わる 
貴方は 父である貴方は
父の子である貴方の中に
貴方の神話は存在し 
全てを認めざるを得ないのに
ただ 信じられないがために
人類は自らが創り出した
人類の累々たる墓場に行くしかない
地に生きる貴方も 明日には行くので
本当は何の言葉も理解も必要はない
母親の産んだ この貧しい肉体の隅に潜んで
この世という 茫漠たる海に投射される
虚像の彼方に やがて浮かび上がるものを
確かに捉えてみたいとする 潜かな思い
私の心なる鏡の前に観る 幾万の虚像と
想念の波の中から浮かびあがる 一つの実像の真実
それは俗世のパンの原理から来る 狂気と欲望
快楽と苦痛 弱者と強者 愛憎と利害
また 神と宇宙とイデアに至る人間的なるもの
超人間的なるものを分かち解く鍵が
ここに在るを知らないか


 エデンの掟 Ⅱ
奪い合い 闘い取る社会にあって
分かち合う心から仲間が生じ 家族が生じ
愛し合い 与え合う心が
この世に神の国を創り出し ユートピアを実現する
この世で 他を顧みざる
欲望 願望達成に人の心が赴(おもむ)く時
汝の心は不毛の地となり
心の砂漠に修羅の風が吹き荒れ
全てを捨てなば 心に平和が訪れ
他の幸せを願い祈るとき
心の砂漠に情の花が咲き乱れ
芸術は人の心に 自然の美と潤いを与えて
心の真中に 花園を復活させるだろう
貴方はエデンの園から
追放され 地獄に堕ちたのでなく
地獄を巡って エデンに還るために
エデンから出されたに過ぎないのである
  合掌


 エデンへの帰趨(きすう)
人は何故 音楽を聴き 絵画や書を観るのだろうか
それはただ 巧妙な旋律や絵画や書の精緻(せいち)な技術に感嘆するのではなく
人間の人間たる感性や感覚の奥にある 何かを目覚めさせようと
思惟し思索する想いが 作者の心と一つなるとき
彼らの内なる神話に触れて
固く閉された心の扉が開き 内なる底なし沼に神の光が射し込む
それはまた 人間本来が持つ エデンへの帰趨(きすう)本能だろうか
人は何故 自然を愛し 森に分け入り 湖や池のほとりに佇(たたず)
風の音に耳を傾け 山の頂きから下界を眺め 
打ち寄せる波に耳を傾けるのだろうか
それは神が創った景観や美観を通して神を窺(うかが)
その心に触れたいとする エデンへの帰趨(きすう)本能が人をいざない
自然に抱かれ自然に溶け込んで 人は死を通した永遠の平安の中で 
自らの生を終わりたいと想うのだろうか

人は何故 男女が分かれて愛し合い 
その愛が永遠なることを祈るのだろうか
それは乾ききった人間社会に潤いを与え 希望と喜びと夢を与えて
この世をロマンに満ち満ちさせて 人の心をエデンに繋(つな)ぐこと
その意義のゆえに男女が出会い その掟のゆえに愛し合うのだ
だから人よ 男が女に向かうのは 愛に向かう始まりであり
男女が抱き合うのは 人間のエデンへの帰趨本能に過ぎないのだ
人は何故 自らの死を意識するのだろうか 
自らの死を意識しなければ 生の意義や真実を知らぬばかりか
その人生観は軽薄となり
無為に生き 無策に時刻(とき)をすごして
無情の中に死を迎えるのみ
しかし人よ 貴方が死を見つめるとき 
限りある世なればこそ わびを覚え
自分の内なる さびに目覚めて 
エデンへの帰趨(きすう)を果たすだろう
  合掌

 


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