愛
愛 それは喜びである
全ての生命(いのち)の泉なるがゆえに
愛 それは美である
全ての完全を意味するがゆえに
愛 それは力である
全ての能力が存在するがゆえに
愛 それは光である
全ての希望が託されるがゆえに
愛 それは法である
全ての真理が行き着く所なるがゆえに

 

 瞑想
瞑想は 私に仏の核心を啓示し
心の深層は 瞑想の中に働き始める
瞑想の中に見るものこそ 真の世界である

 昭和56年3月19日

 

 巡礼者
人は偉大な巡礼者である
人生を遍路する巡礼者である
縁深き魂が結びつき
親子なる 夫婦なる
兄弟姉妹や 友なる同行となり
運命の峠を助け合い
迷いの谷に励ましあい
豪雪や長雨や吹雪や
木枯らしの中をかばいあい
この世の生命の終わりまで
運命の春夏秋冬を遍路して
愛と慈悲の真理を探しあて
煩悩を菩提と化して 苦悩と生死を達観し
六根を清浄して金剛不易(こんごうふえき)の定(じょう)に入る
かくて先立つ者を見送り 後に残る者に送られ 
生老病死からなる
人の偉大な巡礼の旅は 終わりを告げる

 昭和56年4月14日

 

 中道調和(ちゅうどうちょうわ)
明暗の二者は 一つの真理にて創られる
善悪を顧みて 空識を知り
人生の起伏深高(きふくしんこう)を超えて
心に妙(みょう)を奏でる

 昭和56年4月16日

 

 無と空
空は 是即ち活動の源泉なり
無は 是即ち止観の源泉なり
心の実相は かくの如く
無空一如(むくういちにょ)に備えて 全(まった)しとし
常に中道調和の姿を示さん

 昭和56年4月17日

 

 慈悲
慈悲の心には
人生の苦しみ悲しみが土壌を形造っている
慈悲の心には
人間の本質である佛性(ぶっしょう)が深く根ざしている
慈悲の心には
いつくしみの心を祈りが大きく育て
あわれみや思いやりが葉を茂らせる
慈悲の心には
真理が正しく働き 迷いの雲を晴らし
心に開眼の花を咲かせる
慈悲の心には
(ほとけ)への目覚めがあって 大きく悟りの実を結ぶ

 

 道 標(どうひょう)
地獄の道あり 人の道あり 仏の道あり
自己をほしいままに振舞う 地獄の道
自己を抑えて人とつながる 人の道
自己を捨て佛(ほとけ)とつながる 佛の道
この世に三界の道標あり
己の道を選ぶべし

 昭和56年4月19日

 

 人 生
人生の道奥の彼方にありて佛(ほとけ)の曰く
この道の涯に起ちて省り見よ
人生こそ寂寞の道
全てを得て全てを失い
汝は一から出て一に還るべし
その諦めに眼覚むれば
夢幻(ゆめまぼろし)も楽しけれ

 昭和56年4月20日

 

 無 想
無想を護持して
心池(こころち)を平明し
(いん)発して
(か)の結ばるるを楽しむ

 昭和56年4月20日

 

 
光をば与える人に光あり
光追う人に光はなかりけり

 昭和56年4月22日 

  白いノート 「洗心庵にて 反省研修会記念 平成3年4月29日」

 


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