感謝
真の感謝なくば喜びを得ず
喜びなくば生きるを楽しまず
楽しみなき人生は死するに似たり

 

 反省
陰気(いんき)剛情(ごうじょう)
心の業を破壊せよ

結果を恐れて心行(しんぎょう)に及ばざれば
知見波羅蜜(ちけんはらみつ)を得ず

光り追う人に光りは無かりけり
光りをば与えん人に光りあり

 

 悟道(ごどう)
迷いなきは
悟りの道ならず

感謝は反省より生まれ
自らのなかに浄土をもたらさん

 

 正道(しょうどう)
取り越し苦労は迷いの素なり

生かされて生き 生きて生かすは生命(いのち)の性(さが)なり

親思う心は 神思う心なり
子を思う心は 神ながらの心なり
その愛や慈悲に気づき
感謝することがなかったら
人や子供に対する愛や慈悲を
むなしいものとしている

智で追う心が
心ない印象を
家族に与えている

自己の味を生かせ

 
 
智は禍福の基(もと)なり
智のゆえに悩みを作らず
智に依りて真理に入り
智を捨て定(じょう)に入るべし

 

 煩悩
煩悩は生きる証しなり
喜怒哀楽はそのゆえに生じ
老いては色あせ病んで散り
死して来世の種子(たね)宿す

 

 
禍は過ぎたる思いや行いのゆえに来るを知れ

 

 日々
苦をさげて歩むは人なり

死を背負いて生きるは人なり  

   洗心庵にて   第4回 反省会研修会 昭和56年度 夏

 


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