国に忠とは、愛国精神に目覚めることであり、自国を愛さぬ民は日本のみ。そして親に孝、夫婦相和し、朋友相信じ、こうした教育勅語の先端の国に忠、つまり国を愛する精神に欠けるのは日本人のみでこれを亡国の民という。
国を愛する余りにこの国をもっとよくしよう。誰もが安心して暮らせる平和な国にしよう。悪がはびこらぬために一致協力しよう。こうした考えを国民一人一人が自覚したらどうなる。
こうした全ての事項について点検すると、最も低劣な民こそ今の日本人で、それではそんなにいらぬ国ならどうあってもいいのだな。とする天の答が、今一挙に日本滅亡かと思われる現象として国民の前で展開されたのだ。
思えば強力な対立他党を持たず、自民党一党支配から生じた政治の腐敗。
加えるに真に軽率で国を愛さぬ亡国の若者たち。災いが我に及ぶのを恐れて不正や悪や暴力や犯罪に、見て見ぬふりをして通り過ぎる大人たち。終身雇用からリストラで景気回復どころか戸惑う日本人。そのどこをとっても見る所など一ヶ所も見つからぬ日本人に対する天の制裁こそ、今年起こった様々な災難と知れ。