神の子よ
その本能である愛と慈悲を
血も涙もある感情でふくらませ
考える葦(あし)と云われる知性と
一念三千の心の働きからなる理性に依って
限りなく進化して
神の如くなれ

  観喜(かんき)
人は喜びに依って生きた者となり
感謝は苦諦(くたい)から自らを解き放つ

 

 止観
永遠ならざる自らを顧みて
永遠なる愛の在りようを知れ


 二体一仏
夫婦の和合は
合掌の姿

 

 観自在
一念三千を正見し
心に自由を得よ

 

 受想行識亦復如是(じゅそうぎょうしきやくぶにょぜ)
現象に心惑わず 汚さず萎縮せず
我執をとり 観自在力を培うべし

 

 活(かつ)
生きて死する者となってはいけない
心は活躍する中に 如来に依って磨かれる

 

 知見波羅蜜(ちけんはらみつ)
この世の仕組みを知り
皆己具足(かいいぐそく)の日々とせよ

 

 行即光(ぎょうそくひかり)
神の智慧に至るより
その心を敬い行う人になれ

 

 
三人に道を尋ね
道に迷う事なかれ

 
最高の祈りは
自己犠牲なり    
昭和56年5月5日

如何なる道を求めようとも
苦しみ死ぬ人には祈りしかない

悪知らずして善極め得ず
苦を知らずして安らぎ定まらず
善悪苦楽を修証せざる者は
度し難し

 

 四聖道(ししょうどう)
反省懺悔は 発心(ほっしん)の初め
感謝報恩は 修業の初め
布施積徳(ふせせきとく)は 菩提(ぼだい)の初め
無罣礙(むけいげ)は涅槃(ねはん)の初め
如くありて定(じょう)に入るべし

 

 肝心要(かんじんかなめ)
教理的には知を働かせ
実際的には情を培い
信仰的には意を汲み
本能と感情にまかせて自己を見失わず
知と理に走って心を冷たくせず
三位一体の精進に励むべし

 

 ほう
自己を放(ほう)じ 方等(ほうとう)
人に奉(ほう)じ 人を包(ほう)すは 法(ほう)の道
如くある心ぞ 人の峰(ほう) 人の宝(ほう)なり

天上天下に褒(ほ)ぜらるべし 報(ほう)ぜらるべし

 洗心庵にて  第3回 反省研修会 昭和56年度 春

 


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