いまの地球上に散在する人類に欠けているものは何だろう?
それは愛なのです。
愛が枯渇しているのです。
人間にとって愛は共存共栄に絶対必要なエネルギーであり、愛は人と人を結ばせる粘性であり、生きる素晴らしさと夢とロマンを与える心の太陽なのだ。
自然生物学の岡田博士はこのようにいう
エントロピー増大現象。イントネーション現象。とは何か?
エントロピー増大現象とは、形あるものがバラバラに崩壊することをいい、イントネーションとは、形のないものがやがて姿形あるものに変化することをいう。
この問題を家庭や家族に例をとって説明しよう。
ここに夫婦と大学生の男の子と、高校に通う女子との家族構成の家庭があったが、その家には互いに引き合う愛が枯渇して、家族を顧みず、それぞれがしたいほうだいで心はバラバラ。
そのうち、主人は好きな彼女をつくって家から出。妻もしたいほうだいで若い男を連れ込み、ついには子供たちも家出して家族は崩壊。
こういう現象をエントロピー増大という。
ここに男女が愛しあい結婚して家庭をつくり、子供が生まれて和気藹々とした家族としての形が次第に構成される事、をイントネーションという。
そして、両者を比較して何が足りないのかを検証すると、愛に突き当たる。