ササニシキ。コシヒカリ。などといったお米は品種改良し、品種改良の手段は異種交配である。
それは植物ばかりでなく人間も同様で、肉親縁者で近親結婚すれば悪性遺伝が起こって、身心に異状が生じる場合が多々ある。だから良性遺伝のために人間も血縁のない者同士が結婚する。
また、夫婦もまったく反対の性格の者同士の結婚は相性がよく、恋愛結婚すると同じような思いや考えや性格を持つ者同士が結婚するので、意見の衝突から争いが絶えず破局をむかえる夫婦が多いのもそのためだ。
なぜなら、恋愛当時は手をつないで共に前を見ているので弊害はないが、夫婦は向かい合って生きる関係上、互いに相手を楽にさせれば自分がしんどいといったように、利害得失が正反対となるのでうまくいかなくなるのだ。
しかも異人種間の結婚は、本当の良性遺伝を果たして容貌までもが美しくなる。
ベラルーシという国の女性は美しい人が多い。それはその国が絶えず他国の侵略を受ける関係上、その都度他国の血が入り混じり美しくなったという。
しかもそればかりではなく、例えばイスラエルの人とパレスチナの人が結婚すれば、イラクの人とアメリカ人が結婚し、互いに混血の子や子孫が生まれれば、今のような骨身に徹した恨みや復讐心を維持できるだろうか?
これからの人の世はこのように、全ての国民や人種や民族の男女が愛の名において結ばれるなら、地球人類は一つになって、差別なき真の平和と繁栄がもたらされるのではなかろうか。