銀河系宇宙の第三惑星 青い星地球
その美しい星を天空から見れば
緑なす大地と青い海の他は何も見えない
そこには人が作った国境もなく
人種の別も 本来は思想もなく
宗教ですら高々五千年前からであるが
地球はそれ以前 数十億年も前から存在し
循環と相互陶汰の自然の叡智と法の中に
愚かな人の知恵を超えて大調和していた

しかし 人はエデンの園の約束を破り
命の木と 知恵の木の実をしたたか食べて
自らが神を自認した時から
自らの都合に合わせて国境を作り
我田引水の人種差別を断行し
思想を創り宗教を創り
相対世界の片方だけを絶対と賛美して
他の全てを否定し 闘争と破壊を繰り返し
人は自らを 憎しみと絶望の淵に追いやる

人よ 今にして目覚めざれば
人類は滅亡し 地球も廃墟と化すだろう
故に人類は今 滅亡か存続の岐路に起ち
全てを原点に戻して 反省し考えよう
そして 人の生命の尊さを知れば
知恵ある人は 愛と協調の心で話し合い
決して力で解決しょうとしてはならない

大国の独断と偏見のエゴを廃し
小国の僻(ひが)みで卑怯を行わず
共に地球に住む人間同士として
一切の建前を廃し 本音で話し合おう
権力者や指導者や既得権者を排除し
人として民として平和を願う立場から
話し合うならば 道が拓け繁栄が訪れる
その民の声が燎原の火のように広がり
到底消すことが不可能と知れば
権力者も指導者も既得権者も
耳を傾け従わざるをえないだろう

世の中は解らぬ事が多いが
旧来の慣習や利権を絡ませた国境で
人の生命が損なわれるなら
人を幸せにする思想や 魂を救う宗教で
意味なく対立と闘争を繰りかえすなら
それは本末転倒した魔の働きと知れ
大自然は生きとし生けるもののためにあり
親子や家族や社会が愛を基調に生きること
それこそが人の世の全ての原点なり
 合掌

人類社会は今や最高の科学文明を誇る
しかして その文明は国家や人種を超えた
人類の叡智と総合力によってもたらされ
我々はその文明の恩恵を享受して
未曾有の至福を味わっているが
未曾有の至福は 未曾有の災厄をもたらせ
武器に換えれば阿鼻叫喚の地獄と化す
だから問題の解決を力で決すべきでない
知恵もつ人なら知恵で解決すべきである
話せば通じるなら 話し合いで解決して
それが知恵もつ人が 人に対する接し方
知識と愛ある人が 人に対する交わり方である
 合掌

人よ 神ながらの道を知るや知らずや
男女の陰陽が愛の中に交わるとき
因果が巡って神の子なる人が
神ながらの道を通って世に誕生し
そこから全ての道が開けて法となり
真理となり 光となって世に輝きわたるは
これぞ日の本の道祖神の神髄であり
神と呼ばれ 仏と呼ばれる宗教の原点なり
ならば その愛を原点として宗教を正さば
宗教の正邪善悪 自ずと明らかとなり
見た目や現世利益に心惑わされず
真実の道 神ながらの道に目覚めん
 合掌

清潔と気高さと奥深さを持つ 母なる大地
地球で 人が人に対する怒りや憎しみに
戦い流し合う血で滅びいく人に
悲しみ泣く地球の嘆きと涙を知るや 人よ
子なる人がなす環境破壊と汚染に汚れて
見るかげもなく落ちぶれ滅亡せんとする
母なる地球の悲鳴が聞えたか 人よ
地球上に住む 他の下等動物でもしない
地球資源を枯渇させ
環境を再起不能に汚染してはばからず
地球とともに滅びゆく
人類の未来はどこにあり
人よ 汝はどこへ行く
 合掌


 


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