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青龍の守護神

1990-3 洗心庵反省会

ある日、〇〇大社大〇〇祠の大神さんが亡くなったのです。
そのときに、そこの二代目が人を介して相談にみえた。それは何なのか?

そこの祖霊社に祀られていた28000柱の霊が騒ぎ出してきたのです。
ところが二代目は私に何もいわないのです。あちらも霊能者ですから。
「ともかく、お助け願います」だけなんです。

私は禅定をしました。
そしてわかったのは、和歌山の方で、川をせき止めて畳20帖ぐらいの池を作っている。川だから地鎮祭をしなくていいと思ったのでしょう。そして鯉を入れている。
そして、高野山の神木を切ってきて1メートルぐらいのものを土にぐっと刺して、そこで大神さんに釣りをさせているのです。
ボンと釣り竿を投げるのと、はじき飛ばされるのが一緒で、それから急に具合が悪くなってしまった。

法力を失ってしまったのです。そして責任者が即死し、祖霊社の人が心臓発作で死んでしまって、霊が暴れだしてきたのです。そしたら大神さんは「亡者が来てる!わしはいらんから、この飯やれやれ」といっておられた。

何故こうなったのか?ここは表向きは神道なんですが、やっておられることは密教なんです。
「あなた達死んだら、ちゃんと成仏させて祖霊社で祀ってあげます。心配しなくてもいい」というています。
信者は皆、お願いします。というでしょう?そして祖霊社に入れて封じてしまう。そしたらまったく違うことになります。天上界ではない。ブタ箱です。刑務所と一緒です。法力でバッと入れてしまうから出られないのです。
その中で信者の霊が不満をいっぱいもっていた。

そのときに、大神さんがもっと力の強い竜神にやられてしまったのです。
法力がなくなると封印が切れて、○霊社の霊がワァーと飛び出してきて、大神さんを取り巻いて「話が違うやないか!」と怒っているのです。怖いですよ。亡者が怖いものだから「飯やれ!飯やれ!」といわれた。
二代目に「そうですね」というと、その通りだった。

「何とかしていただけませんか?」といって来られた。
あちらはあちらで霊能者ですから見ているのです。「瀬川先生って、目のギョロとした色の黒い小太りの人でしょ?奥さんは色の白いポチャとした人や」と霊能で見抜いていた。

「よろしい、明日行ってあげます」といって、それから私は禅定をしました。

そうすると、赤で縁が金色になった雲がバァーと私によってきたのです。近づいてきたなと思ったら、いきなり雲の中から顔をだしてきた。龍でした。八大竜王が顔を出してきたんです。
その八大竜王が私のまぁそばに寄って来たら、ポンとほって寄こしたものは青龍の子供だったのです。手の中にのる、こんな小さな、顔をみたら可愛いい。
「よしよし、お前は誰や?」というと「わたしは二代目の守護神でございます。この度は本当にお世話になりますけど、どうかお助け下さい!」
「わかった、わかった」

そして、あくる日に行きました。
〇〇大社の駐車場に車をとめて鳥居をくぐりました。二代目が跳んでこられた。
信者さんは畳の上に座って、はぁーと頭を下げておられる。
〇〇大社の大神さんは信者さんにとっては、やはり神さんなんですね。大神さんのところへいきますと、ウーンウーンと寝ておられます。光を入れたら、そしたらフッと起きてきて煙草をすった。
怨み骨髄に徹した霊に、取り巻かれているんですね。

「これではダメだ。○霊社に行こう」というて行くと、畳200畳敷きぐらいの真っ白なひのきの一枚板をずっと敷いたところでした。真ん中に経机がおいてあってイグサの座があった。

私は二代目に「私は仏法でいきますよ。いいんですね?」
「何でも結構でございます」
「あなたとこは表向きは神道やけど、中身は密教ですね?」
「そうです」
「あなた、法力でやっているだろう?だからこんなことになるのだ。力はさらに強い力によって制せられるぞ!」と私はいいました。

20メートルぐらい行くと「先生一人でどうぞ」と言うて、二代目は行かなかった。
私は一人でイグサの座に座った。
二万柱の霊がウワァーと取り巻いた。そして、ずーと霊たちに言うてやった。「わかりましたか !!」ピシャと止まった。そして霊たちはスーと天上界へ上がってしまいました。
「よっしゃ、済んだで」

「時に二代目さん、あなたの守護神はこんなんですな、20センチぐらいしかない。青龍ですな。うちに挨拶に来寄ったです」
相手の二代目さんも知っているんです。
「私の守護神が申しますのにね、私は天に上がって3~4年で神格をつけます。3~4年したら下に祠を作ってくれ。そしたら必ず守るというてくれてます」

「守ってくれるのはいいけどな、力は更に強い力によって封ぜられるぞ。法力という力の世界というものは、次々といくらでも上があるからだ。しかし愛や慈悲を持っているものが仏法です。愛や慈悲に歯向かうものはない。だからあなたもこれを学んではどうですか?いくらでもお教えします」と言いましたが。
そして、この一件も済んだ。

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