宗教に比例して長足の進歩をとげる現代科学は、各専門分野の総合力を遺憾なく発揮して、宇宙の真理に迫ろうとしている。
そこでは永遠と瞬間が一つであり、時間も空間もなく、東西南北の感覚が全く違う。
大きなものが小さいものに、長いものが短いものに無理なく入り、各次元の入口がブラックホールであり出口がホワイトホールに続き、その通路をワームホールと呼ぶ。私はこの通路をドライパイプ、完全な発音をするならドライブパイプと呼ぶ。
かつて“コンタクト”という題名で、宇宙の真実に迫り、亡くなった最愛の父に会いたいばかりに宇宙に挑戦した一女性の科学博士の映画を観たが、理論的には空想であり霊の本質に戻れば実話としか言いようがない。
その事実について語ろう。
今から数十年前、九十歳の母親を天に導いたときの実話だが、この問題について詳しく語ろうものなら一冊の本が出来るぐらいで、詳細は後刻にするとして、母親を天に昇らせる時、弟の耳にドーンとあたかも音速飛行機が音速を切った時のような衝撃音を聴いていたが、母親を抱いて絶対速度で三次元の次元を切り天に誘うときの衝撃音だと私は確信している。
現宇宙を最新の天体電子望遠鏡で観察すると、宇宙のそこここに無数のブラックホールが見えるがブラックホールとは一体何なのか?
答えよう
ブラックホールは、航空機のジエットエンジンと同じ働きをし、ブラックホールと同じ働きをするエンジンの前面からタービンで大量の空気を詰め込み、燃料を噴射させ点火させて、爆発的に膨張させたエネルギーをホワイトホールである後方に噴射させて航空機を前進させるのとおなじ原理なのだ。
その航空機の航路をワームホールといい、到着点を彼岸と呼ぶのだ。そのような次元のワームホールは電車の線路と同じで、ブラックホールや接続するホワイトホールの関門を超える毎にスピードを増し、ついには対消滅対発生の絶対速度で宇宙の中心に向かって突入する。
ここまでの研究は時としてS Fの世界と混同されるだろうが、我々はこの未知の世界のメカニックを創りだしたより大きい者の一部である自身の尊さを知り、ある者は天上天下唯我独尊( 天の上にも天の下にも我唯一人尊し)と納得されたのだろう。
人間が夢に見るものは、人間はそれを実現させる能力を持つ。と言われるように、人間の能力は無限の可能性を秘め出来ないことは何もない。ないとすれば努力しなかっただけなのだ。