戦前の日本領海は北はカムチヤッカ半島からアツッ、キスカといった千島列島は北海道へと続き、明治の日露戦争に完勝してカラフトの南半分は日本領土となった。

 東京都に所属する小笠原諸島の南に点在する、グァム、サイパン、硫黄島は世界の委任を受けて南洋委任統治領土として実効支配していた。

 また明治の日清戦争で台湾は日本領土となり、首狩で有名な高砂族らに善政を施して尊敬されていたし、当時の日本は太平洋では米国を圧倒する勢いだった。

 戦前の海軍力
 その頃の日本連合艦隊は世界最大で、大砲の射程も世界最高と言われる超弩級戦艦大和、武蔵を中心として、それまで永きにわたって連合艦隊旗艦だった長門、陸奥があった。
 当時唯一のイギリス製戦艦だった金剛と、比叡、桑名、霧島、伊勢、日向など戦艦を保有していた。

 日本海軍が独自に開発した戦艦扶桑、山城をはじめ重巡洋艦や巡洋艦、航空母艦、駆逐艦、魚雷艇、世界に誇る大きさと航続力を持つイ型潜水艦や潜水艇、補給艦と言った艦艇や貨物輸送船と3000隻の態勢で米国と戦ったものだが、今の自衛艦は当時の駆逐艦にも劣る貧弱なものだ。
(一部 双葉社の『連合艦隊の全て』より引用)

 


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