荷電粒子を磁場の中を高速で通過させると、円運動を起こす原理によって創られたサイクロトロンのメカニックこそ、人の輪廻転生そのものなのだ。

 荷電粒子である生命エネルギーが、南北に巨大な磁場を持つ地球という惑星を高速で通過するとき、円運動を起こす。その姿こそ太陽という巨大なエネルギーの周りを自転公転する惑星と同じく、眠りと目覚めの自転と、生死の公転を繰り返す人の転生輪廻を証していると思わないか。

 サイクロトロンのメカニックを通して何が解るか?これを考察すれば、サイクロトロンは同属元素[例えば鉛と金は同属元素]の範囲内で転換するメカニックであり、例えば地上に有りあまる安価な鉛を価値高い金に転換する。

 つまりダーウィンはこの世の生きとし生きるものは進化するといい、恩師の高橋信次先生もこの世こそ万生の魂の修行の場といわれたこととも一致する。

 しかし、ここで荷電粒子が磁場の中を高速で通過すると記したのに、人は70年80年と長い寿命に感じるのは何故か? それは宇宙の寿命に比べて桁違いに短い人間の寿命も、その人間から見ると長いのだ。たった1週間のセミの寿命も、セミにしてみればその1週間を精一杯に生き、恋もして子孫を残すセミの一生がそこにある。

 しかもサイクロトロンの装置の発明者[創造主]も、ありふれた鉛が高価な金に転換すれば、装置の働きを止めて金を取り出すだろう。欲と思惑と煩悩に塗れた動物に毛の生えた程度の人間が魂の修行を果たし、慈悲の黄金のオーラに包まれて成仏すれば、神はその仏を輪廻なる循環の軌道から外して、永遠の世界で永住させるだろう。

 


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