今、世界の現状を見るとイラクは米国の不明瞭な理由による攻撃をうけて、一般庶民を巻き添えにしてフセイン政権は崩壊してイラクは荒廃する。

 イスラエルとパレスチナの紛争の仲介に米国が入って一件落着かに見えたが、イスラエルのパレスチナ過激派ハマスの幹部をヘリコプターで狙って、公衆の面前で攻撃を加え、パレスチナの怒りは再び燃え上がって、即座にイスラエルの住民を狙って自爆攻撃を敢行して交渉は暗礁に乗り上げた

 以前アフガンを攻撃して当時の政府の殲滅には成功したが、逆にアメリカの有名な貿易センタービルは、自国でハイジャックされた航空機による攻撃を受けて崩壊し、国防省のペンタゴンまでが攻撃されて如何な軍事大国も、テロには手も足も出ない弱体を暴露した。
 アフリカのスーダンでは、永い民族紛争で殺害された子供たちまでが敵に一矢を報いたいと、10歳前後の少年兵が軍事練習をする様をニュースで報道された。

 世界の経済も崩壊しつつあり、なかんずく東西冷戦の一方の旗頭であったロシアは、戦力も経済も一線から脱落して、共産諸国は自国で武装するために北朝鮮は軍備と核開発に狂奔するあまり、一般庶民は塗炭の苦しみを味わって、多くの脱北者は命懸けで国境を越えて他国に逃れて、もはや国家としての機能を果たさず、このままでは政権は崩壊で、生き残るためには戦争しかない岐路に起つ。

 目を日本国内に転ずれば、前述のようにあらゆる面で行き詰まりを見せている。全ての概念を捨てて思い方や考え方を変えるかつての明治維新や、また国債を無効にして預金を凍結して新円に切り替えたような、全てが一から出発した終戦直後のような革命に近い改革を必要とするだろう。

 このように日本や世界の実状は、全てに行き詰まりを見せ、人類の終末的様相を呈するがそれは20世紀という折り返し点を通過して、人類社会は今までと逆方向に進みつつあるが、今は蛹(さなぎ)という一つの節に入っている。

 それは私が前記したように、20世紀の人類は毛虫の時代で、地球という樹木にいて遠慮会釈なく葉っぱ[地球資源]を食い荒らすが、成長して自らが吐く糸[自分が作り出し、考え出したもの]でがんじがらめに繭(まゆ)を作って中に入り身動きできなくなる。

 それが現状であり、人類は自分自身が作りだす毛虫という習性や、思い方や考え方の自己中心的な偏りや、それによって作りだす環境や概念や制度の矛盾による糸で、自らを自縄自縛して身動きできない蛹(さなぎ)の時代を迎えるが、それが今の時期である。

 しかし、この折り返し点では慣性の法則が働いて20世紀の現状がずれ込むが、身動きできない人類は冷ややかな目をもつて、これらの事象を見つめ考えだしている。

 今、アメリカはやがて過去の遺物と化すだろう世界最強の武器と軍隊で、他国を制圧するが、そこからは何も生まれず、喜ばれることも感謝されることもなく、得るものも少なく、多くの国々から批判の目を向けられている。北朝鮮も国民の数からいっても想像を絶する軍隊を抱えて国の経済や財政を破綻させ、それでもなおアメリカの軍隊を恐れて狂気の発言に終始し、外国ではなく内から反乱を起こされることを気付いてない。

 力で他を圧倒し制圧する経済も、真実の行き詰まりを見せ、その最たるものが日本の経済で、日本人はリストラとそのために起こる過労死の悪循環の中で、従順な日本人の心も噴火直前の怒りに満ちつつあることを政治家よ、知るや知らずや。

 それはあたかも南極に向かう船が、強風と高波荒れ狂う台風圏を通過し、次に濃霧圏を通って穏やかな南極大陸に到達するが、今の人類社会もこの二つの圏を通過中であることを賢明なる諸氏淑女は知るだろう。

 これは神が人類に、台風圏で滅び濃霧圏で迷えというのではなく、穏やかな南極大陸[エデンの園]に導くための創造神の導きであり、エデンの園とは創造神の子宮[神の子たちの宿る家]に還ることを言う。

 天理教の教祖である中山ミキさんのお筆先に“難儀は節(ふし)だ、節から芽が出る”と言われたが、われわれ世界人類も運命の難儀は節で、節(ふし)から新しい芽を出すための難儀に耐えることと、芽を出す努力を惜しまぬことだ。

 今、全地球の全ての現象は、難儀の節の様相を呈し台風は滅多やたらに発生し、火山は噴火し地震は各地を襲い、気温は急変し海流の流れが変わり、海面水温が上がるエルニーニョ現象は、世界各地に異常気象を起こし、 新型ウィルスが発生し、弱国は戦争の悲劇に脅え、強国はテロに脅え、経済は破綻し、国家制度や異なる宗教や思想の軋轢、人種や民族の対立と排斥、家庭や家族といった家系の因縁も、その全ての原因と結果の法則の中で一斉に膿を吐き出し、人間社会は全ての面で崩壊して、20世紀から21世紀に移るための大掃除の節にある。

 だからその節から芽を出し、人類が更なる進化を遂げるためには、今までの考え方や思い方を180度転換させ、反転思考で全ての点を反省すべきである。

 例えば宗教一つを取り上げても、現代の新興宗教のあり方は、共産主義者がする洗脳教育に他ならず、できるだけ集会を開いて考える余裕を与えず、真理なるものを説いて説いて、人を一つの鋳型に嵌(は)めようとするが、そんな単一人間を作ってよいものだろうか。

 私の弟子K氏は、この道に精進すべく会社を辞して家にこもり今で4ヶ月の間、反省内観と禅定を励行し、その中間報告の中に「このような行をさせてもらって解らせていただいた事は、業とか癖は私の全てであり、これを取ってしまうと何も無くなり、私で無くなってしまう事です」と言われました。

 その通りで人の人生や運命は、その人の業と癖のままに成り立つから千差万別であり、それゆえにこそ反省内観を容易ならしめるが、全部を取り払うとその人では無くなります。

 しかし、目にあまる業や癖は他人迷惑なので取り払う必要があるが、個性までなくすとその人ではなくなります。人はその個性の持つハンディ[能力差]によって社会のセクション[位置]は、自ずと決まるものであってよいのです。

 なぜなら、人間の肉体細胞にあっても頭脳を受けもつ細胞、手の筋肉の細胞、足の細胞、内臓諸器官の細胞、はなはだしいのは足の裏の細胞もあって肉体は構成されるものであって、誰もが頭脳の細胞を望んでも無理なことなのだ。

 人間社会を覗いても、宗教家があり、政治家があり、医療に携わる者、企業の社長があり、科学者や哲学者、零細な商売を営む者あり、社員があり、工員があり、道路人夫や運転手や、その他さまざまな職種があって、どの人も必要なのだ。

 誰でも社長や政治家になりたいと努力しても、本当に自分を知ればそれは無理と納得するだろう。

 だから他の宗教に踊らされて、家はほったらかしで主婦を放棄し子供の手をひいて自ら救世主気取りで人に宣教し、私は変わったと自分が思っても、主人や身内から見て変わらないというならそれが本当で、身のほどを知ればよい。

 宗教本来の目的は、その人の個性を生かして世に生きることを導くことであり、個性によって我が身に叶った運命を生き、その得意な生き方によって欣喜雀躍(きんきじゃくやく)して、内面からあふれ出る活動の積み重ねによる自らの運命の開拓にある、と知らなければなりません。

 恩師が言われたように、真理や法を信じ宗教家は信じるな、と言われるように、宗教家も人である以上、時として過ちを犯すからだ。

 節から芽を出すためには、人類社会や人の全ての出来事や事象に対して反省して、その行き詰まりの原因を突き詰め是正するしかない。それをもっと有効的にするには反転思考しかない。

 反転思考とは、物事を反対の立場から考えることで、妻や子供が疎ましくなったら、妻や子供のいない状態を予想し考えてみることだ。すると今まで考えてみなかった不自由さや淋しさに、家族の大切さを知るだろうし、親の存在が無くては自分の存在もなく、周囲の家族や友人、知己、会社の上司や同僚や部下の協力や支えの中に自分があると知るだろう。

 日本を観ても日本独自の世界はなく、かつては朝鮮から色々な文化が入り、その朝鮮も当時の中国の仏教や儒教や文化の影響を受け、中国もアジアの精神世界の中心である仏教国インドの影響を受けてすべてが連鎖する。

 また、アメリカが存在したがゆえにライト兄弟の飛行機ができ、エジソンの電話や電燈や、電信器機や蓄音機、フォードの自動車その他の文明を世界が享受し、世界の人々はその恩恵に浴したのである。

 われわれ人類は、他国や他民族を排斥するのではなく、共存することがもっとも相応しい生き方であり、互いに相手の存在を認め、互いに平等互恵の立場で話し合い、共存共栄することが正しい人類の生き方であり、仮にも過去の復讐や武力でもって相手を制圧し抹殺をはかってはならないのだ。

 地球家族の人類が反転思考の中でそのことに気付いて、我々は自分のために生きるのではなく、人のためにこそ生かされると気づいたとき、人類は初めて真実の生き方を知る。
 それを小さく知るには男は女と結婚し、子供を設けて生きれば生きる張り合いができて、自分を超えた生き方ができるのと同じである。

 人類は今、身動きできない繭(まゆ)に入った蛹(さなぎ)の状態にあり、身動きできないなら頭を働かせて反省で、人類の過去を振り返って未来を考える時代に突入した。だから必死に知恵を智慧と化して考え考え抜いて人間を脱皮し、人の子の本質に還ることである。そこから蝶なる天使人類に生まれ替わらなければならないし、それこそがこのホームページの本題である、Human hope21[人類の未来の希望]を意味するのだ。

 それでは蝶は何を意味する?蝶は花の蜜を吸うが花を殺さず、花に百倍千倍の実を結ばせる。それこそが天使人類の証なのだ。

 その天使人類の智慧によって、世界の男女は国境や人種の区別なく愛を基調として結婚し、イスラエル人とパレスチナ人が結婚することによって恨みや憎しみを廃す。

 国の意義は世界国家の都道府県に位置し、指導者たちにはやがて安全になる宇宙船で地球周回軌道に乗せ、地球上空にある薄い空気層を見せて、地球は一国のために、あるいは特別な人種や民族のためにあるのではなく、大自然には国境線もなく地球は生きとし生けるもの全てのものであり、人類も同じ生きとし生けるものの一部として寄生させてもらっているに過ぎないことを知り、もっと謙虚に成るべきだと知って、神の子としての自覚に目覚め生まれ替わる時期、人類は永い旅を終え光と愛と栄光に満ちた神の心に還る。

 


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