神が創りし人の肉体は 錬金術師のように
異なる物質を 全く別の栄養素に転換して
肉体に補給する摩訶不思議の力をもつが
反対に頬紅を塗れば 頬の色が消え失せ
口紅をさせば 唇の色を奪う能力をも備え
また人の寿命を定める栄養は創り出さずに
人を死に誘い導く 不思議さをも備える
 合掌

瞑想の中で 孫娘から教えられたことは
彼女が作った 天国のジュースであり
この世の食べ物は おいしいと感謝する分
その分だけが 栄養となって身につき
心の栄養は この世の縁に囲まれた人生に
感謝する分だけ 心が丸く豊かに肥え太る
 合掌

私の愛弟子が私にいう
私は断食の行で 人の三分の一の食事で
仙人の如くに 山野を十キロも歩いたが
人は私の三倍も食べて 歩かず動かず
人は栄養過多と運動不足で病死をする
それが人の世の 万病の素なり
 合掌

人の病いのもっとも多い原因はストレスで
人との心の摩擦や人生の不安に起因して
体調がアレルギー化すると
バランスが崩れ 体質が変化して
染色体の遺伝子までも狂わせガンとなり
苦しんで死ぬ 哀れな結果をもたらし
また万病の素を造って 健康を損ない迷うか
  合掌


無言の中に 大きな思いの拡がりがあるが
何故に 言葉の表現で小さくする
目を閉じると 心の中に思いが拡がるが
何故に肉の目で見て 視野を狭くする
  合掌


子供のころに見た 高く広い大空はどこに
子供のころに見た 果てなく拡がる海はどこに
子供のころに見た 美しい自然はどこにある
子供のころに夢見た 虹のような素晴らしい
我が人生は一体どこへ行ったのか
  合掌


故郷を遠く離れて都会に住むと
故郷を思いだすだけで勇気がでる
人との摩擦で ストレスが溜まると
残した家族のことを思うだけで 心が和む
気が滅入れば 庭をいじって
故郷の田畑を思い出すと 元気がでる
  合掌


偉人が死に 聖者が亡くなっても
親や兄弟や妻子や親友が死んでも
自然はそれを 一飲みにして変わらず
いつものように陽が沈み 陽が昇って
無常は無情か その非情を超越して
偉大な運行を 永遠に止めることがない
  合掌


大和魂 [昔の日本の心]
武士道とは死ぬ事と見つけたり
人間本来無一物を諦観すれば
命の執着や欲や煩悩から遠く解脱し
我が心中に祖先の五輪の塔を安置して
我が心深くに佛(ほとけ)を抱き合掌して
主従と親子に忠義と孝行の義をたて
朋輩と師弟には礼節を尽くし
生命より我が名を尊び
我が身は質素を旨とし一切の無駄を省き
清貧に身を任せ 心の健全を保って
天地の狭間を堂々悠々と誇らしく生き
散り行く桜の如く 潔く死ね
  合掌


葉が茂り 百花繚乱と咲き乱れる 樹木や草花には
目に見えぬ土中に 逞しく張る根あり
栄える家系にも 目に見えぬ先祖の
子孫を思う 根なる働きと支えがある
しかり 樹木や草花に神仏なる太陽が
如何に熱と光りを与え 雨を降らせても
根なる先祖の力なくば 栄えなく滅ぶのみ
故に その根の手入れこそ先祖供養にて
先祖が完全成仏を果たし その仏果(ぶっか)
子孫に及ぶをよしとして 佛(ほとけ)の徳を説き
我も又 その徳を学びて成仏を果たし
利他自利(りたじり)利得円満(りとくえんまん)と菩薩の神髄を説かん
  合掌


貴方はどこからこの世に来ましたか
死ねばどこへいかれますか
僧や霊能者に教えられても
自身が体験の記憶もない事実について
信じたいと思っても 信じる人は少ないはず
ここに貴方の迷いと恐れと不安が存在し
死ねば道筋を外して 迷う哀れな霊となり
墓や仏壇に屯(たむろ)して 因縁因果を集積宿合し
この世の子孫まで悪性遺伝に巻き込んで
神仏や我が意に反して滅ぼさん
故に この世の無常こそ世の実態であり
生きて生きる作法あれば 死して
死する作法あり と成仏を教え
冥する世界の掟に従え と引導すべし
  合掌


危機の真っただ中で戦中を生き抜いた
人の数が減って残り少なくなり
平和の世が五十有余年も続けば
平和の意義を忘れ平和ボケした人々が
多くなって 国を愛するを忘れ
人や親兄弟や友すらも真に愛せなくなり
恋愛至上主義に走って 刹那の快楽を求め
乱交し 自分の性を売って恥じず
真心より人が造った金銭を尊び
未来より今が大切と 働くを厭い
世界の危機も日本の危機もわれ関ぜずで
未来に対して不安をもっても危機感がなく
愛国心も人格も愛も義理人情も喪失した
亡国の民 日本の人々よ どこへいく
  合掌


相手にしないと冷淡といい
下からでるとのぼせ上がり
親しくすると図々しく
認めれば自分は偉いと錯覚し
聴き入れようとすると我も同格と威張り
人を使わば苦を使うのたとえの通り
人は煮ても焼いても食えぬ代物
  合掌


能無しの劣等感を反発させ 霊的能力を得
人に誇示し 飯の種にしたい為に精進し
心の奥が嘘と欺瞞に満ちる者は狐狸界(こりかい)
修行もしない精神異常者の幻覚や幻聴を
霊視や霊聴と錯覚して人を導こうとする者は
人をも我をも地獄に落とすと知れ
  合掌

 


前ページへ 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 次ページへ

HOME   総合目次   プロフィール    ENGLISH   人類の希望(如是我聞)
ページのトップへ戻る